日々bibiビーム VI

作ったり読んだりなにか書きたくなったり。

原美術館『ソフィ カルー限局的激痛』根津美術館『ほとけをめぐる花の美術』スパイラルガーデン『東京造形大学 テキスタイルデザイン専攻領域 有志卒業制作展 テキ テキ』を観ました

「2020年に閉館する原美術館へもう一度行かない?」と友人たちを誘って行ってきました。原美術館の建物そのものが目的だったので、展示の内容は不問、というか何を展示をしているのか知らずに現地到着。

 

f:id:zipmouse:20190318105731j:plain

f:id:zipmouse:20190318105724j:plain

 

催されていたのはこれ。

f:id:zipmouse:20190318105727j:plain

『ソフィ カル - 限局的激痛』。

いやこれ、何も知らずに行って正解でした。

ネタバレになるので詳しいことは書きませんが、読むところが多くて、人がなかなか流れなくて、混雑していることだけは記しておきます。
週末だったので混んでいたのかもしれません。平日はもう少しゆっくり観られるのかしらん。

1階は写真がメインなのですが(読むところもある)、日本を写したもの多くて、海外からいらした方はそういうのが面白いんだなあ、と思ったり、そもそもどれもいい写真でした。2階は読むのがメイン。

1階も2階も観せ方がうまい。すごく伝わるのです、気持ちの動きが。1階で「え?」ってなって2階に流れる仕組みなので、忘れずに2階も御覧ください(我々危うく2階をスルーするところだった)。

 

美術館そのものは、やはり素敵でした。曲線の外壁はオシャレすぎる。閉館するのは建物が古くて耐震強度に問題があるのと、バリアフリー化が難しいからと言うけれど、とても頑丈そうな建物ですよ?バリアフリー化は確かに難しそうだけれど。

 

そして、根津美術館にも行きました。

f:id:zipmouse:20190318103335j:plain

アプローチが美しい。

突然の思いつきで行くことにしたので、安定の「何の展示をしているかわからない状態」で突入。友人が「日本の美術を扱うところだよねえ」とのんびりした口調で教えてくれたのが唯一の情報。

この期間の企画展は『ほとけをめぐる花の美術』でした。

実は、我々、25年ほど前のことになりますが、金沢の石川県立伝統産業工芸館で日本美術(を楽しむコツ)に目覚めておりまして(あの経験は宝)、これも絶対おもしろいよね、と入り口で膨らむ期待。

プレートに書いてある作品の解説をじっくり読むのが醍醐味でして、専門用語に「ははあ」「ほほう」と萌え、「どこどこにコレコレが描いてあります」と書いてあったら「どこ?」「あれじゃない」とひそひそ話しながら、友人曰く「解説のイヤホン借りるよりおもしろく」鑑賞してきました。

そもそも仏教絵画に全然詳しくないので、

愛染明王不動明王は燃えがち、ということ。
多面多臂の「臂」の意味を初めて知って「じゃあさっきの一面二臂って普通じゃん?」「だから聖観音て呼ばれるんだよたぶん。基本中の基本ってことかもよ」「!!」となったこと。
そして今日仕入れた技法「截金(きりかね)」。※伝統産業工芸館で目覚めている我々は技法に萌えがち

などなど、間違えて解釈している可能性は大いにありますが、いろいろ気づいたり仕入れたりするのは面白かったです。他にもあったのですが「三歩歩いたら忘れそう」と危惧したとおり、忘れました。

仏教美術の本が読みたくなりました。

根津美術館には散策できるお庭があって、
f:id:zipmouse:20190318103330j:image

私の写真より、本物のほうがうんといいです。今時期は緑が少ないですが、そのぶん虫がいなくて、悪くなかったです。

 

ラスト、スパイラルに行ったらたまたまやっていた東京造形大学の卒業生有志のみなさんの卒業制作展。ぶっちゃけスパイラルに行くこと自体超久しぶり。1995年に内藤こづえさん(現:ひびのこづえさん)の個展に行ったっきりかしらん。前は通ることはあったと思うけれど。つか渋谷−表参道を歩くのはいつぶりですか、という状態。

で、卒業制作展ですが、無料で観られるので観させていただきました。すごかったなあ。テーマの選び方がユニークだったり、とにかく可愛かったり、迫力あったりで、「これ欲しい」という作品ばかりでした。テキスタイルにはもともと興味があるのでのでますます勉強してみたくなりました。

 

いやー、楽しかった。臆せずに若い頃のようにいろいろと展覧会、作品展などを巡ろう、と思いました。ああ、でも、激混みする有名どころは極力避けたいのは若い頃と違うところ。