日々bibiビーム VI

作ったり読んだりなにか書きたくなったり。

【読みました】『絶対に死ぬ私たちがこれだけは知っておきたい健康の話』

本のタイトルが長いので、ブログのタイトルから本の副タイトルは割愛しました。「タイトル」言い過ぎ。

株式会社ミシマ社 | 絶対に死ぬ私たちがこれだけは知っておきたい健康の話 | 原点回帰の出版社、おもしろ、楽しく!

↑副タイトルはこちらでチェック(出版社のサイトにリンクしています)。また「タイトル」言った。

 

扇情的要素が若干含まれるタイトル(ry)ですが、中身は真っ当です。真っ当と言うか、アタリマエで地味というか、でも、その「アタリマエで地味」が大事なんだと、今の私にはわかります。

本書の「はじめに」が

健康ってなに?

から始まるのですが、著者がいろいろな人に聞くと千差万別・百花繚乱な答えが返ってくるそうです。それを読んで、私の「健康」も千差万別・百花繚乱な答えの中の一つなのだなと、ものはついでに考えてみました。

 

私がなりたい「健康」は「日中疲れないで動ける身体であること」です。

 

若い人は「なにそれ普通じゃないのそれって目指すことなの」と思うかもしれませんが、私も、自分がこんなアタリマエのことを言いだすなんて20年前は想像もつきませんでしたよ。その昔(今もかな)、某漢方系健康飲料のCMでは「未病に効く」といって、未病の症状をあげていましたけれど、その症状の想像がつかなかった昔の自分よ。

私は40代前半(アラフォーですな。今はアラフィフです)、今考えると未病だったのだと思います。朝ご飯を用意して家族を送り出したら、そのあと2時間ほど横にならないと朝食の片付けもできないほどくたびれている、という状態が数年続きました。朝からですよ、一日でもっとも身体の動くはずの午前中に何もできないのです。午後は言わずもがな。怖かったです。家事がまともにできないし、計画したことが何一つできない。何もできないで私は残りの人生を過ごすのか、と絶望的になりました。

絶望しているとき「今の食事内容で食べていたら大変なことになる」ということで、食事について細かくアドバイスを受けました。体質などにより、私の受けたアドバイスが万人向けとは限らないので具体的なことは書きませんが、食べるものに気をつけて、今はずいぶん元気になりました。食事内容は地味ですよ。でもそれで今は元気なので。

アドバイスを守っている最中にいろいろ考えましたが、要するに老化ですよ、腸の老化。若い頃と同じように食べても、腸は同じように消化できないということですね。劣った消化能力で一生懸命消化しようとするのだけれど、消化しきれなくて食べ物が腸にどんどん溜まっていく。消化するのにもエネルギーが必要です。私のなけなしのエネルギーがほとんどそちらにとられて、日常生活を送るエネルギーが残らず、身体が動かせなくなっていた、ということです。

アドバイスを受けたとき「炭水化物はしばらく食べなくても、今、腸に溜まっている分だけで生きていられます」と言われました。どんだけー

 

あ、話がそれました。「日中疲れないで動ける身体であること」に戻します。

自分なりの健康を考えながら「はじめに」を読み終え、さらに読み進めると、

本書における「健康」は「死んでしまうまでの間、この世をけっこう楽しんで生きられるココロとカラダの『いい塩梅』の状態を目指す」こと。

とありました。私の言い足りないところが補完されていました。それです、それです。『いい塩梅』っていいですね。第3章から具体的なことが書かれているのですが、第1章、第2章に「そうそう、そうなのよ」ということがたくさんありました。中でも「生活習慣に面白みを追い求めてはいけない」は私の気をつけポイントの芯であります。

 

第3章、第4章で具体的に書かれているのは「睡眠、食事、運動」のことです。内容は昔っから言われているアタリマエのことです。アタリマエすぎて頭にちっとも残らないかもしれません。

ん?いや、アルコールに適量はなく飲んだら飲むだけリスクがあるとか、三日坊主を中一日あけて続けたらずっと続けているのと同じとか、睡眠に効くペットボトル温灸など面白い内容ももちろんあります。そういう面白いことも書かれているので大丈夫です(なにが

うん、そうそう、昔からのアタリマエを、現代に合うように書いてくださっているので、ちっとも頭に残らない、ということはないと思います。先のは言いすぎました、訂正。

地味で、目新しさ・面白みのない「睡眠、食事、運動」のアタリマエですが、「健康」はそういう面白みのないことを大事にすることで培われるのだということを本書で確認できました。ほんと大事にしないと。体感でわかりますが、睡眠不足だと翌日の脳のパフォーマンスが相当悪化しますし、バランスの悪い食事を続けると、腸のパフォーマンスが下がって疲れやすくなります。

 

それはそうと睡眠も地味ですよね。寝ているだけですもの。

20代の頃、睡眠削って働くことの生産性の悪さを経験したことがあります。そのとき、とっとと帰ってさっさと寝たら、翌日のパフォーマンスがうんと良くなるのに、と思っていました。思っているだけで実行しなかった二十数年前の私はお馬鹿さんなのですけれども、よく寝た翌日のパフォーマンスが格段に良いことは、若い人でも経験あると思います。あ、逆か、ほどんど寝なかったら翌日に何もできないことは経験あると思います。睡眠は翌日の活力を生み出しますよね。頭の回転がよくなるし。自分で考えられるし。本の内容も入ってくるし。地味だけれど睡眠大事。

ここまで書いてきてなんですが、実は運動についてはよくわかりません。運動しないのがデフォルトになっているので「運動しないことによる不調」がよくわからないです。でも本書を読んで、予防のためにラジオ体操をしようかと思い始めたところです。

 

 地味でアタリマエのことを毎日繰り返す。今日の取り組みで明日には結果がでる、ということはないので物足りなく思うかもしれませんが、それで自然と健康になるのですから。そのことは食事で身をもってわかりました。睡眠もわかります。運動の効用はよくわかりませんが、いつも適度に歩いているから(歩かざるを得ないから)それで気が付かないのかもしれません。

あ、そうそう、本書の「健康になる」は「若さを取り戻す」ことではありませんので、そこはお間違えなきよう。

 

□□□□

 

本書では、簡単な体質チェックができます。雑誌の占いレベルの精度ですけれど。でも面白かったです。「冷・温」 ✕ 「乾・湿」で4タイプに分類しています。

私は「温」でしたが、「乾」と「湿」は判断がつきにくかったです。症例をみると「乾」寄りかな、という感じでした。

 

それから第6章「生活そのものが養生になる」が興味深かったです。読む人によって面白いと思う箇所は違うと思います。他の方はどのあたりと面白いと思うのかな。第5章は漢方の知識が入ってきて、ちょっとここだけもう一度読み返したい。