日々bibiビーム VI

作ったり読んだりなにか書きたくなったり。

古株の料理本

家事全般が得意ではないので、もちろん料理も得意ではありません。

私は「料理が好き」という人を心から尊敬しています。料理でおもてなしできるって素敵だし、うらやましい。

新米主婦の時は料理本とか料理雑誌などをいろいろ買ってレシピを見ながら作っていました。けっこうな時間をかけていました(それが「料理=面倒くさい」になって、料理が好きになれない一因だったかも。まあ今も好きではないので他にも原因があるはずですが)。

ある時期に料理本を整理して、それ以降レシピ本はほとんど買わなくなりました。料理が得意ではない、といいつつも、必要に迫られて作っているうちに(自分が作らないといつまでたってもご飯が出てこないのでしかたなしに作っているうちに)、冷蔵庫にあるものでテキトーに作るコツが掴めてきたからでしょう。食事の支度をテキトーに整えられるようになるまでに、うーん、15年くらいかかった気がする(どんだけ)。

料理本は一度では整理しきれなかったし、今でもたまーに買ったり、雑誌からレシピを切り抜いたりするので、ときどき整理をするのですが、その都度サバイバルする本というのがありまして、「あれが作りたい」というときにはお世話になっています。それらの本を著者、出版社の皆様に感謝する意味を込めてご紹介します。

 

『あ、おいしい。』『わ、かんたん。』

出版社HPには『わ、かんたん。』のページしかありませんでした。オレンジページさん、2冊でひとつ、みたいな本なので、『あ、おいしい。』のページを復活させて下さーい。もし在庫がないなら増刷してくださーい(部外者が勝手なことを言う)。

どちらも川津幸子さんのご本です。とはいっても、川津さんのオリジナルレシピは少なく、交友のあるプロの料理家に教わった(そして川津さんがふだん自宅でよく作っている)レシピがたくさん混じっていて、著者いわく「これぞと思うものを集めた、いわば『いいとこどり』」の本。ちなみにここでいうプロの料理家は井上絵美さん、澤雅子さん、山本麗子さん、渡辺あきこさん。

この2冊で紹介されている料理は、タイトルどおり簡単でおいしいです(多少時間のかかるものも紹介されていますが、そういうのは作っていません、すみません)。切り干し大根やひじきを使うようになったのはこの本のおかげです。「ポキ丼」は何度も作りました。なすの田舎煮も何度も何度も作りました。「普通の料理」の本です。日常使いができる本です。料理に自信のない人におすすめです。

どちらか一冊持つのでも十分ですが、この2冊、索引が共通なのです。『あ、おいしい。』しか持っていなくても、その索引の中に『わ、かんたん。』に載っている料理名が出ているという仕様ですので、2冊揃えたくなると思います。

そしてこの2冊は、レシピだけではなく、レシピごとに、なぜこれを紹介したのか、とか、その料理への思い入れなどがエッセイ風に読めるようになっています。そのような手法の料理本を手にするのは私はこれが初めてでした。とても新鮮で、読むのが楽しかったです。初版が1998年で、私の持っているのは第一刷、つまりそうか、新婚当初、料理をほとんどできなかった私が、どれだけお世話になったかってことですよ。ほんとうにありがとうございます。今も愛用しております。

ちなみに私は『あ、おいしい。』のほうをより愛用しています。だからリンク貼りたいのに、オレンジページさーん! 

 

『料理上手は味つけ上手』

本谷滋子さんのご本です。私はこの本で煮物に自信がつきました。載っているレシピそのものはほとんど活用していませんが(スミマセン)、味付けの考え方がわかったのはとても大きかったです。

世に紹介されているレシピでは、調味料の量が、大さじ何杯、小さじ何杯などと書かれていますよね。私はそこから応用が効かず、言われたとおりの材料を用意しないと美味しく作れないと思っていました。頭が固い固い。

それが、この本で、材料の重さに対する塩分の割合(料理によって変わる)がわかって、しかも塩分をお醤油でもお塩でも計算できるようになりました。それだけで料理のストレスが軽減。煮物におけるお砂糖とみりんの割合もわかって(もちろん塩分量もわかって)、寄せ集めの材料でも重ささえ計れば、煮物の味付けも安定。

慣れるまでは材料の重量から調味料の必要量を出すのに時間がかかりましたが(電卓を使っていたこともある)、こういうのは慣れですね。今はちゃちゃっと計算できるようになりました。

料理の得意な人は、わざわざ計らなくても上手に味付けできるのだと思いますが、私は計ります。まだまだ勘だけでは上手に作れないので。

 

『はやね はやおき 四回食』

まったく個人的な理由で大事にしている本です。

この本は、私の母が私の子供の頃から使っていて(そして今も愛用している)、つまり、私が実家で食べていた料理がこの本に載っていて、そして、母が同じ本を私にプレゼントしてくれたので、自分で同じものが作れるというアレです。

母がよく作ってくれていたのはこれかー、という発見がたくさんありました。母も料理が得意ではないので、本を見ながら作っていたのですね。おふくろの味まさにここにあり、です。おふくろの味の継承ってそういうことではない気もしますが、まあ、いいでしょう。

レシピだけではなく幼児に必要な食事はどいうものか、ということが書かれていてとてもためになる本です。しかし目次はあっても索引がないので、レシピ本としての使い勝手はイマイチです。でもそれを差し引いても良い本だと思います。知識のページとレシピのページが半分ずつの構成です。読むところが多いです。

我が家に今は幼児はいませんが、レシピは今でも使っています。愛用している方だと思いますが、母には負けます。この本は今でも本屋さんで手に取れるはずです。

あ、

ここまで書いてきてなんですが、もしかしたら料理本の分類じゃないのかも。レシピの部分はおまけで、メインは知識の部分なのかも。

うーん、

ま、いいか。

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以上が我が家で古株の料理本です。古株じゃないけれどもサバイバルしてきた料理本もあるので、それはまたいつか。